咲-Saki-全国編 第3局「始動」 感想

私事ですが、2月の東京咲-Saki-オンリーイベントに申し込みをしました。

受かっていたらこれまでの宮守考察のまとめプラスαの本を出したいな〜と思っております。一人では中々申し込む勇気がなかったんですが、何人かの方に背中を押していただいて…。ありがとうございました。まだ右も左もわからない状態ですが何とか本を出せるよう頑張ります。
ただ、まだ1ヶ月あるとはいえ少しずつでも原稿を進めておきたいなーと思ってるんですが、PCの前に向かっていてもまるで文章が書けないという。ブログだとそれなりにすらすら書けるのに何故なのか…。

という事で、今回も咲-Saki-全国編のアニメの気付いた点を書いていこうと思います。前回の感想はこちら。また、これらの中には僕が掲示板などで見つけて面白いと思った指摘も幾つか含まれています。本当はどれもきちんと引用をつけるべきなんですが、引用が難しいもの(特にふたば)もありますので、そこはご了承ください。後、本当に今更なんですが僕の感想はアニメではまだ描かれていない原作のネタバレを遠慮なくしていくので、アニメが初見の方はご注意ください。まぁ、放送中のCMで既に結果がネタバレされてるんだけど。


前回の続きから入るかと思いきや、まさかの番外編[高遠原]をここでねじ込んできましたね。もう回想だらけだな、このアニメ!wこの構成には否定的な意見も割と見かけますがそこはとりあえず置いといて、ここで気になったのが和が右手でマウスを持っている事ですね。*1


和がマウスを持つ手は何故かばらばらで右手だったり左手だったりするんですが、箸やペンは常に左手で持っています。なのでまぁ、これに関しては立先生の描写ミスなのかなとも思うんですが、棚に入ってる資料が明らかに中学生のものではないので、奈良に住んでいた頃の和は母親と同じ部屋を使っていたのかもしれません。*2部屋の中には椅子が2つある机がありますし。母親が右利きなのであれば、マウスも右利き用のものなので、だから和が右手でマウスを操作しているのかもしれませんね。左利きの人でもマウスは右手という方も結構いるみたいですし。*3

全く関係ないけど全国編の優希はすごくいい表情をすると思う。

さり気なくプラマイゼロをしている咲さん。咲さんがいつプラマイゼロをするのかについては以前、宮永咲のプラマイゼロに関する仮説と次回の予想で書いた事があります。
この記事の中で僕は

  1. 全国大会2回戦において咲さんは心に気にかかってる事があってプラマイゼロ以外の打ち方を出来なかった
  2. その理由は不仲の照お姉ちゃんの事が気にかかってるから

という仮説を書きました。この時、コメント欄であちゃがさんから「咲さんが本調子でないのは合宿におけるマホの模倣を未だに引きずってるからではないか?」というコメントを頂いたんですよね。当時はその意見にはあまり賛同しなかったのですが、今回アニメにおいてやや強引な形で合同合宿のエピソードを入れたという事は、ひょっとしたらこれが理由なのかもしれないですね。冷やし透華などはカットしてもそれ程問題ないエピソードだと思いますし。
回想に回想を重ねたり新規の視聴者を完全に切り捨てているかのような構成には批判も数多く見られますが、これが強引な形である事は製作者の方々も百も承知でしょうし、その是非とは別にわざわざスタッフが合同合宿のエピソードを入れた意図を考えてみると何かしらの発見があるのかもしれないですね。

それはそれとして、合同合宿、特に3話Aパートは部キャプ、部まこ、部長×藤田プロ*4、部かじゅと部長推しすぎて部長好きとしては身悶えせざるを得ないのですが、皆様いかがでしょうか。というか、このシーン、アニメだと部長が顔を赤らめまくってて部かじゅマジキテる。そして、キャプテンがお弁当を持ってくるタイミングが絶妙すぎて狙ってるようにしか見えないw

アニメだとますますそっくりな2人の制服。以前も書いたように、この2校は同じ学校がモデルとなっています。*5あっ、ちゃちゃのんの声は大方の予想通り、松来さんでしたね。声がついて更にかわいらしかったです。

姫松の控え室はA404…原作ではA304でしたが変更になってます。同室設定の千里山が阿知賀編のアニメではA404だったのでそれに合わせる形で変更になったのでしょう。

前回も書きましたが、姫松も控え室の内装はきちんと原作準拠になってますね。全国編になって部屋の構造は原作通りに変更したのに、部屋番号は阿知賀編のまま…という事は恐らくはこの変更はアニメの演出上のものなのでしょうね。原作通りだと清澄と姫松の控え室は隣同士になっちゃいますし。ちなみに、阿知賀編と同じならそれぞれの学校の部屋番号は清澄はA305、宮守はA602になるはず。永水は原作通り、A309のままかな。

控え室といえば、永水の控え室前がアニメになって更にとんでもない事になってましたね。大会期間中だけ、しかもわざわざ永水だけの為にこんな凝ったモノを造るなんて、やっぱり大会運営者から永水は優遇されてるんでしょうかね?

twitterで指摘されてる方がいましたが、池田は「苅安賀(かりやすが)」と言ってますが正しくは「苅安賀(かりやすか)」ですね、多分。

後、これは確かふたばで指摘してる人がいたんですけど「真嘉比」の文字が「真嘉北」になってますね。この辺はBDでの修正に期待です。

2回戦の実況は佐藤裕子アナ、解説は戒能プロという新事実。佐藤アナが大人の魅力満載という感じで凄い好みです。戒能プロが母校の大生院女子高校について聞かれてますね。ちなみに大生院女子の1回戦の対戦相手は大甕商業(茨城)、劔谷(兵庫)、由比女学院(静岡)となっています。

この対戦カードは中々興味深くて、劔谷は阿知賀編でおなじみ、大甕商業も「あの」と呼ばれるほど有名な学校みたいですし、由比女学院は前回の感想でもちょろっと触れましたが部長のノートに千里山と新道寺と並んで触れられてる要注意校?のようなのです。多分、1回戦の中では屈指の好カードだったんじゃないでしょうか。

デフォルメEDの可愛さが凄まじかったのは言うまでもないんですが、絹ちゃんが本編とは違って*6右足でボールを蹴ってますね。両足を同じように使えて空を飛んでるはっちゃんにぶち当てるくらいキックの精度も一流のGKとか超有望ですね。サッカーを続けてたらなでしこジャパンの絹ちゃんが誕生していたのかも?後は雲に乗ってたり空を飛んでたり、永水が思いっきり仙女のイメージでしたね。

最後に次回予告ですが

和 「このクレープどっちもおいしそうですね。」
咲 「ホント、迷っちゃうよ。」
優希「どちらもおいしそうで選べない、そんな迷いが生じた時はこれ、タコスを選べば間違いないじぇ!」
和 「確かに見た目は似てますけど…」

この次回予告はとてもよく考えられていますね。まずタコスとクレープネタは

咲日和ネタでマホがタコスを作ろうと思ったものの失敗してしまうというエピソードから連想されたものとなっています。憧れが強すぎて模倣に走るものの失敗ばかりのマホを象徴するストーリーとなっていて3話の本編の内容ともリンクしている事がよくわかります。
また、咲さんが「ホント、迷っちゃうよ。」のセリフの時にシロが画面に映し出されているのは間違いなくシロの能力マヨヒガからの連想でしょう。阿知賀編でも能力を暗示させる次回予告が何回かありましたが、全国編でも同じような手法が用いられている訳ですね。ここはとてもすばらだと思います。

とりあえず、3話の感想は以上。というかどう考えても感想じゃないですね、これw出来れば毎話更新は続けたいけど、原稿次第ではここまでがっつり更新は出来ないかな?楽しくやってる事だから辛くはないですが、もっと短い時間で更新できるよう努力しないといけないですね。

*1:原作でも右手でマウスを持っていたのでこれだけでは特におかしな所はないのですが

*2:和のお母さんの職業は確か検事なので棚の資料にも納得です。

*3:こちらもよろしければ。のどっちが右手で麻雀を打つようになったきっかけって何だろう?

*4:このCPだけ略称が思いつかなかったんですけど何かありましたっけ?…部やす?

*5:参照:サキビアの泉 咲-Saki-と氷菓の意外な繋がり

*6:咲-Saki-9巻第81局[注目]p.164