咲-Saki-全国編 第4局「東風」感想

原稿が全然進まないよ!(あいさつ)今回から麻雀が本格的に始まった事もあり、これまでに比べたら僕が気になるポイントは少なかった印象ですね。

戒能プロが個人的に小蒔ちゃんに注目しているのは単に彼女の実力ゆえなのか、それともはるるの従姉妹である事が関係しているのか。その理由は不明ですが、今回は彼女の目に注目してみたいと思います。

咲-Saki-のキャラクター達は能力発動時に目から様々な光を発します。そして、その中で戒能プロと同じ緑色の光を浮かべていたのは

怜ですね。全部確認した訳じゃないので、ひょっとしたら他にもいたかもしれないけど、僕の記憶では緑色は彼女だけだったはず。*1
アニメスタッフが戒能プロの能力の詳細を教えてもらっているのかどうかはわかりませんが、ひょっとしたらこれが何かのヒントとなる可能性もあるのでとりあえず自分の頭の中には入れておこうと思います。

今回の控え室シリーズ。という事で、前回予想した通り清澄の控え室はA305、宮守の控え室はA602でした。宮守の控え室の内部はこれまで通りの原作再現でしたね。

巴「私たち相手じゃなくて、公式戦でこんなに早く起きたのって初めてかも」

ちょっと気になる発言ですね。姫様がどの位寝ているのかにはある程度法則性みたいなのがあるんでしょうか?思いがけず2回戦の先鋒戦が強い相手ばかりだから、弱い神様の効き目がすぐ切れちゃったとかかな?

このシーンは原作だと姉帯さんが純くんより頭1つ分は大きいので違和感があったんですが、立先生のキャラクターデータによると姉帯さんが197cmで純くんが183cmなんですよね。なので、アニメの方が設定を忠実に再現していると言えますね。しかし、純くんも本当に大きいなぁ。

シロの手から波紋のようなものが生じている演出が追加されましたが、どういう意図が込められたものなのか気になる所ですね。

また、マヨヒガについては霞さんの口からより詳細な説明がされましたね。*2ちょっとセリフを書き出してみましょうか。

霞「小瀬川白望。迷うほど手が高くなる、まるで―」
巴「遠野地方に古くから伝わる民話」
霞「訪れたものに富をもたらす幻の家、マヨヒガ―」
霞「山路を迷い迷ひて進みしその奥に、黒き門の中、庭一面に紅白の花咲き乱れる屋敷があるという…」

このセリフは遠野物語63話を基にしたものと思われます。

ある日門の前を流るる小さき川に沿いて蕗を採りに入りしに、よき物少なければ次第に谷奥深く登りたり。さてふと見れば立派なる黒き門の家あり。訝しけれど門の中に入りて見るに、大なる庭にて紅白の花一面に咲き鶏多く遊べり。…(中略)…遠野にては山中の不思議なる家をマヨイガという。マヨイガに行き当りたる者は、必ずその家の内の什器家畜何にてもあれ持ち出でて来べきものなり。その人に授けんがためにかかる家をば見するなり。女が無慾にて何ものをも盗み来ざりしが故に、この椀自ら流れて来たりしなるべしといえり。
柳田国男 遠野物語

2回戦は宮守をメインとして描くみたいですし、塞さんや姉帯さんなどにもアニオリでこんな感じで詳細な説明がされると僕としてはとても嬉しいですね。

霞「私たちが山から下りてきたこの時に、同じく山の中から下りてきた彼女たちがいたのはただの偶然なのかしらね?どう思う、小蒔ちゃん。」

咲-Saki-において山がキーワードとなってるのは僕は去年の1月に既に指摘していたんですよ。(ドヤ顔)*3
まぁ、そういった自慢はともかく霞さんの言う通りこれが偶然でない…としたら。トシさんが宮守にやって来たのは偶々などではなくて、裏でそう仕組んだ誰かがいる、という事なのかもしれませんね。これまでの感想でも何度か永水が大会運営者から優遇されているのには理由があるからではないか?と指摘してきましたが、ひょっとしたらこれらは全て後に繋がる壮大な伏線の一部なのかもしれないですね。

*1:もし、他に誰かいたらコメントなどで教えてくれると嬉しいです。

*2:原作におけるシロとマヨヒガの関係については小瀬川白望とマヨヒガについて を参照の事。

*3:柳田国男と平田篤胤と咲−Saki−。これを書いた直後にシズが山とか言い出したのはやったぜ。という気分でしたね。