咲-Saki-全国編 第10局「仲間」感想

2月の咲-Saki-オンリーで出した同人誌ですが、COMIC ZINさんにて委託させてもらう事になりました。

COMIC ZIN 通信販売/商品詳細 宮守女子考察 付・永水女子考察

店頭にも既に並んでいると思うので、よろしくお願いします。
全国編も今回で10話、現在行われているのは大将戦とクライマックスも近づいてきましたね。今回は阿知賀編の時のように後から配信という形もなさそうですし、次にアニメ化されるとしたら準決勝と決勝をまとめて放送という形になるのでしょうか。

ぶっ倒れそうな程に疲れ切っていた塞さんがあっさり復活しているのは原作通りなんですが、シロのセリフが追加された事により、ますます塞さんのアレは何だったのという感じが…wまぁ、最後の方は塞いでなかったですからその分、体力の回復も早かったという事なんでしょうが。

既に誰かが言及している気もするんですが、わざわざ去年の秋の時点で編入手続きを済ませていたという事は、咲-Saki-の高校生麻雀大会のルールにも「転校後の半年は公式戦に出場できない」とかそういった規則があるという事ですよね。以前、臨海の留学生について考える時にこの規則について触れた事があるんですが、すっかり見落としてましたね。

友引は思ったよりずっと禍々しいオーラが出てましたね。ただ、六曜の能力解明のヒントになりそうな描写は全くなかったので、そこはちょっと残念ですねー。

と思ったら、このシーンでまさかの姉帯さんの元ネタに山女が用いられている事が確定。いやぁー、シロは原作でも言われているからまだ予想は出来ましたが、姉帯さんについては本当にびっくりしましたね。
簡単に解説するとここで霞さんは「山分け入れば美しき女あり。身のたけ高き女、解きたる黒髪はそのたけよりも長かりき。」と言っていますけどこれは『遠野物語』の3話の山女の話を基にしたものと思われます。この辺りの話については前回の感想記事でも紹介しましたが、姉帯豊音と山女について - 私的素敵ジャンクでより詳しく解説してるので興味ある人はこちらをどうぞ。

ところで3話を引用したって事は姉帯さんの「トヨネ」という名前はやっぱり佐々木トヨから付けられたものなのかな?3話は山女の一番代表的な話だし、そこまで考えずに引用した可能性も十分あるんだろうけど…。後、十中八九、六曜と山女は関係ないのにその繋がりを見抜いた(しかも初見で)霞さん、凄すぎ。後、このシーンの姉帯さん、雪女っぽくもありますね。雪女なら六曜と関係あったりしないかな?


次回のタイトルが『脅威』という事は次で咲さんの覚醒まで描いて、12話の前半部分で2回戦終了という流れですかね?うーん、もうすぐお祭りが終わっちゃうと考えるとやっぱり寂しいですねー…。