咲-Saki-全国編 第7局「注目」第8局「防塞」感想
先週はアニメの感想を更新し損ねていたので、今回は2回分をまとめて。
ここの追加描写や現在行われている準決勝での打ち筋から洋榎ちゃん能力者説がにわかに浮上してるので、以前書いた洋榎ちゃんには愛宕権現のご加護があるかもって考察を参考までに。
ようやく永水の控え室の番号が判明しましたが、永水については元々、原作でも一校だけ離れた場所にあるので、原作から控え室番号を変えてくるとは思いませんでした。(原作ではA309)そういえば随分前で記憶が定かじゃないんですが、咲-Saki-ミュージアムに展示されていた絵コンテを見た時には白糸台の控え室番号は原作通りだった気がするんですよね…。控え室番号の変更は最終段階で決定されたのかもしれません。
…まさかはっちゃんがテレポートしていたとは思いませんでした。他の六女仙の人たちはテレポート出来るのかな?出来ないのならなんではっちゃんだけ可能なのか理由が気になる所です。ところで、この後はっちゃんが不思議な踊りを踊っていましたが、悪石島のボゼのお祭りって盆の終わりに行われる行事でボゼも踊るらしいんですよね。
ただ、動画があったのでチェックしてみたんですが、はっちゃんの踊りとは違うみたいですね。後、ウィキにはボゼの出現理由について「盆行事の幕を引くことで、人々を死霊臭の漂う盆から新たな生の世界へ蘇らせる役目を持つ」とか「盆時期には先祖の霊とともに悪霊も現世にやって来るので、その悪霊を追い払う」とか書いてあるのですが、むしろはっちゃんは悪霊を呼び出しているようにしか見えない所も面白いですね。悪石島についてはちょこっとだけ調べた事あるんですが、はっちゃんと関係なさそうなお話は特に見つからないんですよね…。
副将戦での塞さんの能力の元ネタについては既に詳しくブログで書きましたので、そちらをご覧ください。
臼沢塞と塞の神、そして咲−Saki−の中に隠された柳田国男の初期の著作へのリスペクトについて
盛岡にある三ツ石神社から臼沢塞と薄墨初美について読み解いてみる
けど、まぁこの記事はかなり長いので要点だけ簡単に書いておくと
まず、塞さんの「見つめた相手の手を塞ぐ」という能力は悪いモノが外から入ってくるのを防ぐ神様である塞の神に由来します。
今回のお話で塞さんは何故か遠く離れた電車に乗っていたトシさんに気付いてましたよね?これは恐らく、宮守の外からやってきたトシさんの気配を塞の神の能力から察知したんだと思っています。
で、はっちゃんが縛られてるこの岩は盛岡にある三ツ石神社という神社にある岩と全く同じ形をしています。
この岩には昔、悪さをしていた鬼が神様によって縛られていたっていう伝説が残ってます。鬼の能力を使うはっちゃんを塞さんが塞いでいる現在の状況と同じですよね。更にいうと、三ツ石神社の周辺には寺院がたくさんあるのですが、それは盛岡城の鬼門を守護する為に江戸時代に移転させられたものだったりします。このあたりも「鬼門」に牌をさらす事で残りの牌を集めるはっちゃんの能力とリンクしてるんですよね。
で、今回気になったのが巴さんはどうやって塞さんの能力を見抜いたのかなーって事。銘苅さんが何かしらの能力者でそれを塞さんが塞いでたから一度も和了れなかったとしてそれって傍から見てわかるものなのかな?岩手県大会で塞さんがマークした相手もどういう方法なのかは知りませんがわかってるみたいだし気になる所です。エイスリンが絵を描いてたので能力者だとこの辺りを気付けるのかもしれませんが、それだと巴さんも能力者って事なのかな?ひょっとして分析自体が巴さんの能力なのかなーと思ったりもしてます。
また、モノクルについてトシさんから新たな情報がありましたね。
- モノクルは塞さんの力を無駄遣いしない為のアイテム
- 力を使ってるのは塞さん自身
という事で実はモノクルが塞さんの本体だよ説は公式で否定されましたね。無駄遣いしないというのはどう解釈するかちょっと難しいところですが、思いつくところでは
この2つぐらいですかね?まぁ、両方って可能性も十分ありえそうですが。
ちなみに、ストーリーについていうとアニオリで追加されたシロ塞ももちろん大変よろしかったのですが、改めてこんな状況でも「偶然極まりないですね」と言ってしまうのどっちに痺れました。うん、それでこそのどっちだよね。