自分なりの咲-Saki-考察記事の作成方法について その1

遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。今年も咲-Saki-についてメインにマイペースにブログを更新していこうと思いますので、よろしくお願いします。

新年最初の記事という事で、普段書かないような事について何か書いてみようかと思っていたのですが、日刊・咲-Saki-さんが今日から始める咲ブログ講座 「ブログの選び方」の中で「考察記事を書くにはどうすればいいか」という記事を書かれるかもしれないとおっしゃっていました。なので、最初はそれに便乗させてもらおうかと思ったのですが、日刊・咲-Saki-さん曰く、

との事なので、バトンを振られたという事で自分なりの咲-Saki-考察記事の書き方について今回は書いてみようと思いますwまぁ、こんな記事の需要はほとんど無いでしょうが、もし一人でも自分で咲-Saki-の考察をしてみたいという人のヒントにでもなれば嬉しいですね。ただ、すっごく文章がぐだぐだになってしまったので読みづらい事この上ないと思います、ごめんなさい。後、万が一他のブログの方が同じテーマで記事を書いてくれたら少なくとも僕にとってはすごく参考になるので、そこら辺の期待も込めて。

  • 咲-Saki-の考察記事にはどのようなものがあるのか

咲-Saki-の考察記事は大きく分けて「麻雀考察」「設定考察」「ストーリー考察」の3種類に分類出来ます。
「麻雀考察」は作中の麻雀描写をより細かく分析する事で得られる考察の事ですね。咲-Saki-が麻雀漫画である以上、一番のメイン考察と言えるでしょう。咲グラフ麻雀雑記あれこれ麻雀アニメ&麻雀ゲームあれこれなどがこの考察の代表的なブログでしょうか。
「設定考察」は咲-Saki-のストーリー内に散りばめられた膨大な設定についての考察です。「設定考察」については、更に咲-Saki-のキャラクターに関する設定を探る「元ネタ考察」と、作品内に登場する背景がどこのものなのかを調査する「舞台考察」の2つに分ける事が出来ると思います。前者の代表例としては、さくやこのはなアルカ茄子、後者はUSO9000仮想工房咲-Saki-の舞台が特定されたら、行くしかないでしょなどが挙げられます。
「ストーリー考察」はそのまま咲-Saki-のストーリーをより深く読み解く考察ですね。この分野では、やはりhttp://www2.ocn.ne.jp/~white/あっちが変辺りが有名でしょうか。
また、これらの考察を複数分野に渡ってされているオールラウンダーなブログとして近代麻雀漫画生活咲-Saki-ほんだしが挙げられます。((もちろん、この分類は大雑把なものに過ぎないので、どのブログの方もその分野の考察しかしないという事ではないです。)

  • 原作を何度も読み返す

という訳でここからが本題。このブログ、私的素敵ジャンクを先程の分類に当てはめると「元ネタ考察」がメインで、たまに「ストーリー考察」をしているブログになる…と思います、多分。
で、そういった考察をする上で僕が意識して行っている事は幾つかあるんですが、まず第一に原作を何度も読み返す事。これ、当たり前だけど凄く大事な事だと思います。*1

同じ作品を何度も読み返すと、稀にこれまで見逃していたような何かに気付いて自分の見方ががらっと変わったり、新しい疑問が生まれたりする事があります。そのような考察の種はそのまま何もしないと忘れ去ってしまいますが、もしそれを育てて自分なりの答えを出す事が出来れば、一つの考察記事が完成となります。

僕の例で言うと例えば…「何で塞さんは遠く離れた電車に乗ってるトシさんの気配に気づいたのか」とか「キャプテンの左目って実は赤色じゃないじゃん」とか「咲さんってどういう時にプラマイゼロをするんだろう」とか「7巻p.67のポスターの文字って拡大したら読み取る事が出来ないかな」とかそういった事ですね。とにかく、こういった細かな事でも面倒くさがらずにきちんと意味や理由を考えてみる事、それが大事なんじゃないかと思います。

  • アンテナを広く持って考察のきっかけを探し求める

同じ作品を読んでいてもその作品に対する見方は人によって様々です。その中には、自分にはまるでなかった新たな視点を提供してくれるものが数多くあります。なので、様々な咲-Saki-コミュニティを覗いてみて色々な人の咲-Saki-の感想や考察を見る事も自分で考察記事を作成するには大事なポイントです。例えば、先程挙げた優秀な咲-Saki-ブロガーさんの記事を読んだり、twitter咲-Saki-ファンの会話に耳を傾けたり、2chやふたばなどの匿名掲示板を覗いてみたり、そういった事ですね。

ここで注意してほしいのが、色々な人の感想や考察を読んでみるというのは単にそれらの中から優れたものを探し出すだけではないという事です。むしろ、単純な感想だとかふとした疑問だとかネタにされている事から考察の種が見つかる事もすごく多いです。

例えば、塞さんってこのコマとかからコスプレ好きとかそういった面白キャラとしてネタにされてるのを掲示板でよく見かけました。けど、そこでネタに同調して終わらすんじゃなくて、そこからもう一歩進んで実はこれにも何か意味が隠されてるんじゃないか…と考えてみるとまた違った景色が見えてきたんですよね。*2

咲-Saki-って、能力ばっかの派手な描写とたくさんの可愛い美少女によって人気を獲得した漫画といった扱いをされる事が多いですが、よく読んでみるとその麻雀描写やキャラクターの設定などが凄く緻密な計算の元に創られたものである事が読み取れます。

なので部長ではありませんが、一見ただのギャグシーンや能力描写にしか見えないようなシーンにこそ意味があると考えてみましょう。ひょっとしたら、それが大きな発見につながるかもしれないですよ。


ここまでは、どの考察をするにしろやっておいた方がいい点だと思います。ここでその1は一区切りにして、その2では自分が「元ネタ考察」をする上で意識している点について書こうと思います。

その2はこちら

*1:後、やっぱりきちんと考察するなら単行本派より雑誌連載分もきちんと追った方がずっと有利です。考察ネタは早い者勝ちの所がありますから。

*2:詳細は臼沢塞と塞の神、そして咲−Saki−の中に隠された柳田国男の初期の著作へのリスペクトについてにて。