角川つばさ文庫が児童文庫なのに明らかに小学生以外もターゲットにしている件について

今月新たに創刊された角川つばさ文庫

http://www.tsubasabunko.jp/index02.html

レーベルのタイトルといい、表紙といい、明らかに青い鳥文庫意識しまくってるな〜、と思ってたら短編集にはやみねかおるさんと松原秀行さんが二人そろって執筆していて、そのあまりの露骨さに思わず吹き出してしまいました。
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(ちなみにはやみねかおるさんは夢水清志郎シリーズ、松原秀行さんはパソコン通信探偵団シリーズでどちらも青い鳥文庫を代表するミステリー作家です。講談社青い鳥文庫創刊20周年記念企画『いつも心に好奇心(ミステリー)!』で二人で1冊の本を出したりもしています。)

いつも心に好奇心! 名探偵夢水清志郎VSパソコン通信探偵団 (青い鳥文庫)

いつも心に好奇心! 名探偵夢水清志郎VSパソコン通信探偵団 (青い鳥文庫)

シェアの5割超を占めるという講談社の「青い鳥文庫」は昨年、国内で新刊・既刊をあわせて250万部を売り、台湾で中国語版を発刊した。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/books/art/222585/

けれど、やはり青い鳥文庫は児童文庫での売り上げはダントツのようなので、仕方ないといえばそうなのかもしれませんが。

しかし、単に真似するだけでは勝てないと踏んだであろう角川は最近お得意の攻撃に出ます。そう、小さな子供だけでなく、大きなお友達もターゲットに定めたのです。

スレイヤーズの1巻をイラストを変えて出したり、
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劇場版ケロロのノベライズを出したり、
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極めつけは時をかける少女のイラストにハルヒのイラストを描いてるのいぢさんを使ってくるとか
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あざといさすが角川あざとい。

まあ、スレイヤーズはさすがに冗談にしてものいぢさん以外にも他にもライトノベルの絵師さんをちらほらと使ってくるあたり、絶対にオタク層もターゲットにしているだろうな、という気はしますね。あるいは子どものうちから英才教育を施してつばさ文庫からそのままスニーカー文庫ニジャンプアップさせようと思っているとか。まあ、実は青い鳥文庫も普通にCLAMPさんを表紙に使ってきたりもするんですけれど。

魔女館へようこそ (講談社青い鳥文庫)

魔女館へようこそ (講談社青い鳥文庫)




ちなみに・・・青い鳥文庫の人気シリーズに『若おかみは小学生!』というのがあるんですが・・・。

若おかみは小学生! 花の湯温泉ストーリー(1) (講談社青い鳥文庫)

若おかみは小学生! 花の湯温泉ストーリー(1) (講談社青い鳥文庫)

初めてこのタイトルを聞いた瞬間にとてつもなくやましいLO的な何かが頭の中をよぎっ・・・いや何でもないですすいませんほんとごめんなさいこんな汚れた大人で。