ガールズ&パンツァー MF文庫

ガールズ&パンツァー (MF文庫J)

ガールズ&パンツァー (MF文庫J)

最近は咲-Saki-の事ばかり書いていたので久しぶりにラノベの感想でも。

ガールズ&パンツァーとても面白いですね!今期は全くアニメを見ていなくて評判がよかったので途中からバンダイチャンネルで視聴して一気に追いついたんですが、久しぶりに毎週が楽しみな作品に出会いました。
やはり咲-Saki-好きとしては、西住姉妹の確執とかとてもたくさんの魅力的な登場人物(大洗女子のメンバーの名前をやっと半分ぐらい覚えました)とか1話の情報量の多さとかに類似点を感じて更に親近感が増したりしますね。…とまぁ、関係ない話はここまでにしてここで紹介するガールズ&パンツァーはアニメの方ではなく、先日MF文庫から発売されたライトノベルの方です。
このラノベは基本的にアニメの1〜6話の内容をそのまま書籍化したものです。一番大きな違いは文章が全てメインキャラクターの一人である沙織視点で書かれている点ですね。
なにせ彼女は「世の中のすべてのことを恋愛に結びつけ恋愛に憧れている。」と公式HPに書かれるぐらいなので、このラノベではとにかく彼女の甘々な思考を存分に体験できるのが魅力ですね。

その辺りは公式HPで立ち読みできる部分だけでもよくわかると思うんですが↓
ガールズ&パンツァー MF文庫

流石に携帯に見知らぬ番号から電話がかかってきた→じゃあ見知らぬイケメンの可能性もあるよね! のコンボには笑ってしまいましたw

他にはやはり本編の補完の意味合いが非常に強いですね。特に2話の沙織たちが最初に戦車に載るシーンは、戦車に載る苦労が細かな部分まで記述されていて参考になりますね。
補完という意味では、沙織というキャラクター自体の補完の意味合いもあります。あんこうチームはとにかくみんなすごく有能なのでどうしても沙織は試合では陰に隠れがちな所があるんですが、ラノベではその辺りが上手くフォローされていると思います。特に沙織が自らの存在意義に悩んで教官に相談するシーンはよかったと思います。このシーンが本編のここに繋がるんだな〜と思ったり。

ただページ数の問題や戦車同士の試合を書く難しさの問題からか、あんこうチーム以外の描写が少ない点と試合の描写がわかりづらく盛り上がりに欠ける点は大きなマイナスですね。先にアニメを見ている分には頭の中で映像を思い浮かべつつ読めるので問題ないですが、話題になっているからとりあえずラノベを読んでみよう、と考えている人がもしいればお勧めしないです。素直にアニメを先に見ておいた方がいいと思います。後、これからアニメを見ようかな、と思っている人にはとりあえず4話まで一気に視聴してみるのがお勧めですね。