やっぱなにかをそう簡単にいいかわるいか、ってのは決めつけられないと思うんだけどね・・・

暴走する資本主義

暴走する資本主義

この本を読んでいてふと頭に浮かんだ事が、塩野七生さんが「ローマ人の物語」でどんなシステムであっても全て利点と欠点がある、と繰り返し言っていたこと。で、そのシステムを変える必要がある時って利点より欠点の方が大きくなってしまったというだけに過ぎないんだよね、当たり前だけど。

けど私達はついそれまでのものが全て悪いんだ!と思い込んでしまう。確かに政治家は抜本的な改革、と口では叫んで結局は何も変わっていない、というのはしょっちゅうだけどだからといってマスコミがいうようななにもかも官僚主義が悪い!というのに流されるのもそれはそれで危険なことなんでしょうね。