第128局[涼風]の舞台探訪に行ってきました

最新話で遂に咲-Saki-本編でも白糸台の背景が登場したので舞台探訪に行ってまいりました。白糸台は2度目の探訪ですね。

また、今回の舞台探訪に当たっては咲-Saki-の偉大なる舞台探訪クラスタの一員であるだーはらさんと藤森寛孝さんのツイート及びmixiの舞台探訪コミュを参考にさせていただきました。ありがとうございました。


さて、今回のお話には白糸台近辺の背景がたくさん使われていましたが地上からは撮影不可能なものがいくつかある為、舞台探訪のポイントは2か所になります。


今回のお話の扉絵であわあわが立っている場所が瀧神社です。

その名前の通り、境内には滝と呼べるほどのものではないですが湧水が出ています。後はお祭りの際にこの湧水で馬が身を清めるからか東京競馬場がすぐ側にあるからかはわかりませんが、たくさんの騎手の方のサインが飾られていましたね。



もう1ヶ所の舞台はp.132のこの一コマ。ここは多磨霊園駅から少し歩いた場所にある東郷寺坂で、その名の通りちょうどこの写真の撮影ポイントの左手に東郷寺があります。

このお寺の山門は黒澤明監督の『羅生門』で羅生門のモデルとして使われた事でも有名だそうです。


ところで先程も書いたように白糸台の舞台探訪は2度目なんですが、今回YGに掲載されてすぐに白糸台を訪れようと思ったのには一つの理由がありました。前回の舞台探訪の記事にも書いたんですが

さて、この3か所が現在白糸台周辺の舞台として登場した場所なんですが、今回舞台探訪に訪れてこの3か所にはある共通点がある事に気付きました。
実は3か所とも坂に名前が付けられていて府中市によって建てられた碑文が撮影ポイントに設置されていたんです。1か所ならただの偶然かもしれませんが、3か所全てにこのような碑文があるという事は、立先生は恐らく意図的にそのような場所を選んで背景に選んだのでしょうね。
白糸台に行ってきました - 私的素敵ジャンク

このような阿知賀編で白糸台が舞台で登場した時の法則が今回も続いているのかなーというのが気になった訳でして。

で、まず瀧神社の方なんですがこちらは神社のすぐ手前にまむし坂というのがあるんですが碑文は置いてないようでした。今回空模様が怪しかったせいで駆け足で舞台を見て回ったのでひょっとしたら碑文を見落としてたかもしれないんですが。

そして東郷寺坂の方も碑文は置いてないかな…と思ったんですが。

赤丸で囲んだこの道を入って数メートルのところに碑文が設置されてるのを見つけました。ただし、坂の名前は別のものなんですが。



碑文の文字は読みにくいですが、この坂の名前は「かなしい坂」といいます。そして僕の勝手な想像なんですが阿知賀編の舞台の選ばれ方からいって立先生、ひょっとしたらこっちの坂を背景に使いたかったのかもしれないなーと思いました。宮永姉妹の過去なんて明らかにすごく重くて悲しそうだし、名前としてもぴったりなんじゃないかと思うんですよね。*1


今回の舞台探訪は以上ですが、最後に今後登場するかもしれない白糸台の背景予想を一つ。前回の舞台探訪記でも紹介した府中市の坂を紹介している府中市の坂−2: 坂道散歩こちらのブログの記事なんですが、なんとこれまでに咲-Saki-で登場した白糸台の舞台が全てこの記事内で登場しています。まぁ、白糸台近辺の坂や寺社を背景に使おうとしたら同じ場所になったというだけなんでしょうがそれにしてもすごい。
そしてこちらのブログによるとこの辺りで坂の碑文がある場所はもう1ヶ所あるみたいで、その坂の名前は柳坂といいます。

その柳坂の碑文があるすぐ側にこんな小さなお地蔵様が祀られている場所があったので例えばこんな感じでその内背景や表紙に使われるんじゃないかと予想してみます。多分外れるだろうけどこれまでの背景の選び方から考えるとひょっとしたら…って事で。

*1:かなしい坂の名前の由来についてはこちらを参照:府中観光協会 - かなしい坂