咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A 第15話[関門]

久しぶりの咲-Saki-の感想。咲-Saki-本編は明確に阿知賀と関連した描写が多く出てきて、阿知賀編は正にクライマックス。もうすぐあぐり先生の阿知賀がみれないと思うと寂しいですね。


  • あわあわ戦車の心は一つ〜♪

着実にアホの子の道を歩んでく淡ちゃん。初登場時の黒いオーラを出していた時はまさかこんなキャラになるとは思いもしなかったですね。


意味もなく今回のあわあわのだらけシーンをまとめてみる。う〜む、なんというアホ可愛さ。
そういえばあわあわが「ずっこい」って言葉を使ってましたね。最初は意味が分からず「すごい」の言い間違いかと思ったんですが調べてみると「ずるい」って意味の方言なんですね。あんまり他の方は触れられてないみたいですが、何気にこれは重要な伏線なのかもしれないですね。いくつかの地域でずっこいは使われてるみたいなんですが、大星という名字の姓名分布から考えると彼女は大阪出身の可能性が高そうですね。大阪も強キャラが多いですね。

  • 今月も憧ちゃんかわいかったですね

自分が捨てた牌でもないのに思わず変な声が出ちゃうくらいびっくりする憧ちゃん。あわあわとは別の意味で今月の憧ちゃんはとてもかわいかったです。そういえば、ファンブックの立先生のラフが憧ちゃんのところだけ異様に指定が細かかったりインタビューで憧ちゃんかわいい!と何の脈絡もないのに言っていたりと、実は立先生すっごく憧ちゃんがお気に入りのキャラなんじゃないかと今月の阿知賀編を読んでいて思いました。

先月の分も読み直してみたんですが、準決勝の憧ちゃんは実に表情豊かですね。過去の交流や同じデジタルの打ち筋から本人は和の事を結構意識してるみたいですが、はっちゃんとたかみーという比較的対策が容易な能力者に対する2人の打ち筋が全く異なっていたところもちょっと面白かったです。

後、すっごいカップリング脳な感想で恐縮なんですが、今月はセーラと初瀬、先月は宥姉とシズも含めて何気に色々フラグを建てている憧ちゃんですが、初瀬を除けばみんな憧ちゃんの方が受けって感じですね。
これは決勝で咲-Saki-屈指のタラシと有名な久部長と憧ちゃんの熱いロマンスがありますね、間違いない…。う〜ん、今からドキドキが止まりませんね!

  • 船Qの不思議

憧ちゃんとセーラのいちゃいちゃをみせつけられたイライラを亦野さんにぶつける船Q(違。全然関係ないんですがあぐり先生の耳の描き方だけはちょっと苦手で、こういったアップの絵が出てくるだけでちょっとビビってしまうんですよね。特にこのコマはなんだか船Qが宇宙人みたいですね。

2回戦では対戦相手の研究を優先するあまり劔谷に対して遅れを取ってしまった船Qですが、ここでは彼女が単なる分析ありきの性格ではない事がわかります。というか、すごく強そうなオーラ。
そういえばふと思ったんですが、船Qのこの優れた分析力はどこで身につけたものなんでしょうね?

船Qと親戚関係にある愛宕家ですが、彼女たちには分析力に優れているという描写がされた事はありません。洋榎ちゃんは論外、絹恵ちゃんに関しては今の所末原先輩の策を忠実に実行しているだけですし、雅枝さんに関しては謎が多いですが、常にトップを目指すという発言や船Qに完全に分析を任せている所からもどちらかといえばモチベータータイプの監督のような気がします。

とすると、彼女のその分析力は愛宕の血筋とは別のところで育まれたもののようです。実は優れた分析力は船久保家の血筋という可能性もありますが、個人的には彼女はその技術を独学で身につけたんじゃないかなと思ってます。


その理由がここなんですが、船Qのこのセリフは直前の流れから衣や姫様や憩などのいわゆる魔物に対しての発言だと思ってたんですが、これは実は泉と和の関係を過去の自分と洋榎ちゃんと重ね合わせた故の発言なんじゃないかという気がしたんですよね。

洋榎ちゃんの妹の絹恵ちゃんは純粋に姉への憧れから麻雀の道を志した訳ですが、もし船Qが彼女と違って幼い頃から麻雀をしていたら、ましてや雅枝さんもどうやら麻雀界では有名人なようですしひょっとしたら愛宕一族は優秀な麻雀のプロを数多く輩出してきた血筋かもしれない訳でその場合は尚更ですが、自分と洋榎ちゃんを比較せずにはいられなかったはずです。

とすれば、船Qが洋榎ちゃんに対する劣等感を長い間抱いていても不思議はないです。彼女の飄々とした性格やその分析力が1年かそこらで身につけたものとは思えないので、これらは才能では洋榎ちゃんに敵わないと悟った船Qが長い時間をかけて身につけた処世術なのかもしれないですね。また、船Qが姫松じゃなくて千里山を進学先に選んだのもその辺りが原因だったりするのかも。自分ならおばさんが顧問を務めている学校にわざわざ進学したいともあまり思わないですし。

  • くやしかよ、でも…(ビビクン

・・・いやぁ、ここ何か月か阿知賀編を読んでは毎回思わず吹き出してしまっている自分がいます。けど、今月は思わずこのシーンだけでも10回は読み直してしまいました。

ここでは超キリッとしててすばら先輩や姫子ちゃんの尊敬の目とかがあぁ、哩さんって頼れる部長なんだな〜って感じなのに、もう哩部長を汚れた目でしか見れないよ!っていうか、新道寺の制服のデザインそのものが縛られているのを暗示しているようにしか見えなくなっちゃったよ!

まぁ、この能力そのものも非常に興味深いんですが、一体なにがきっかけで二人がこの能力に目覚めたのかその馴れ初めが気になりますね。遊びで縛ってみようと哩さんが思ったらいきなり姫子ちゃんがビビクンしちゃったんでしょうか。
後は、照が春の大会でこの能力を見破ったらしいですが、春では照は大将を務めていた訳で哩さんと当たる事は出来ないように思うんですが…。ひょっとして個人戦で当たった時に見抜いたんですかね。この能力は団体戦限定だと思うんですがそれでもお構いなしに本質を見抜く照魔鏡マジチートですね。



他にも色々気になる描写は多いのですが、あまりに長くなりそうなので今回はここまで。しっかし、本当に毎回内容が濃いですね〜。というか、これアニメの尺が果たして3話で足りるんでしょうか…?

次回は是非、色々蚊帳の外だった灼ちゃんの大活躍に期待したいですね。