D・N・ANGEL  

D・N・ANGEL 第1巻 (あすかコミックス)

D・N・ANGEL 第1巻 (あすかコミックス)

バイト先の友人に貸してもらって5巻まで読んでみました。全然知らなかったけどアニメ化もされたこともある結構有名な作品なんですね。

あらすじ 〜ある日急に怪盗になってしまった男の子のお話〜

主人公丹羽大助は平凡な男子中学生。14歳の誕生日に初恋の女の子原田梨紗に告白するもあっけなく振られてしまい、へこみ気味。その夜、自宅に帰ってからもまだ落ち込んでいる大助だったが、急に体が熱くなり気がつくと全くの別人の姿に変わっていた。実は彼の家は代々怪盗稼業をしており、14歳になったら自らのDNAが反応して世紀の大怪盗ダークに変わってしまうのだ。元の姿に戻る為のカギは聖なる乙女にあると聞き大助、いやダークは聖なる乙女像を盗みに行くのだが・・・



読みやすさってなんだろうね?

5巻まで読んだけれどそれほど複雑な話って訳じゃないのに、なぜか頭になかなか内容が入ってこなかったです。以前『最遊記』を読んだ時も同じようなことを思ったんだけど。(あれはほんとに読みにくかった。どちらもつまんないってのとはちょっと違うんだけど・・・)
伏線の張り方がわかりづらいというか、情報が上手く伝わってこなくてそれぞれの場面で何が起こっているかはわかるんだけど、全体の世界観が全く見えてこないからどうも上手く物語の中に入っていけないんですよね。例えば、日渡怜という大助と対を成す重要なキャラがいるんですが、彼の行動原理がいまいち理解できなかったし、梨紗の双子の姉の梨紅が大助の事を好きなんだけど、な〜んか彼女の心情の描写が弱い気がしました。
とにかくもっとキャラの内面をほりさげて欲しい!筋は面白いのにキャラの内面が理解できないよ!!絵は上手いし、(梨紅ちゃんはとてもかわいかった)、設定もよく練られているからなんかもったいないな〜と思いました。個人的にはちょっと残念。


ちなみに・・・、僕の友人の中には僕が赤松健さんの大ファンで、むちゃくちゃ『ネギま!』が好きなことを知っている人もいるかと思いますが、『ネギま!』はものっすごく伏線張りまくっているし、登場人物が半端なく多いし(何せヒロインが31人だもんね)、絵の細部の描写とかもものすごい凝ってたりするんだけど、けれど内容はすっと頭に入るんですよね。

魔法先生ネギま!(1) (講談社コミックス)

魔法先生ネギま!(1) (講談社コミックス)

まあ、これは僕がもうこのマンガ好きで好きでしょうがなくて何度も読み込んでいるから、ってのはあるから全く持って主観的な意見だけど(多分初見の人は登場人物の名前を覚えるだけで頭がいっぱいになってしまうだろうし)。

だからなんだって訳ではないんだけど、いかに自分が書いている内容を相手に伝えるか?っていう技術なんかはこれらのプロットをよーく研究すればわかったりするのかな〜・・・なんてそんなことを考えてしまいました。